ぺそログ

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『ネタバレあり』ポケモン みんなの物語 見てきたぞー『ルギアとは……』

 こんにちはぺんぺそです。

 

 夏と言えば、ええあれですよ。

 ポケモン

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 僕は毎年見に行っているのですが、

 去年から映画の傾向が変わって完全なパラレルワールド扱いになっている点ですね。

 昨年度の『きみにきめた』からそうですが

 ドラえもんよろしく、過去のエピソードのリメイク的な物が増えてきそうです。

 今回は予告から流れていたフルーラの笛の音から

 

 ルギア爆誕のリメイクなのでは?

 

 と考える人も多かったのではないでしょうか。

 ばっちしポケモン世代だった自分はうきうきしながら見に行きましたよ!

 

 こっからはネタバレありなのでまだ見てなくて

 ネタバレ気になる人は注意してくださいね!

 ここであらすじ

人々が風と共に暮らす街『フウラシティ』では、1年に1度だけ開催される『風祭り』が行われていた。
祭りの最終日には伝説のポケモン・ルギアが現れて、人々はそこで恵みの風をもらう約束を、昔からかわしていたという。

ポケモン初心者の女子高生、リサ。
嘘がやめられなくなってしまったほら吹き男、カガチ。
自分に自信が持てない気弱な研究家、トリト。
ポケモンを毛嫌いする変わり者のおばあさん、ヒスイ。
森の中で一人たたずむ謎の少女、ラルゴ。

偶然、風祭りに参加していたサトシとピカチュウは、5人の仲間達と出会う。それぞれが悩みを抱え、パートナーのポケモンと一歩を踏み出せない中、みんなが出会うことで、運命の歯車が動き出す……。

ルギアとの約束は守られるのか?
そして幻のポケモンゼラオラの正体とは??
今、人とポケモン、みんなの絆が奇跡を起こす――。

  20年間ポケモン映画の監督を務めた湯山邦彦さんではなく、矢嶋哲生さんへとバトンタッチが行われていた意欲作でもありますね!

 だからでしょうか。

 今までのポケモン映画とは少し毛色が違いました。

 今までの映画であるならば伝説のポケモンが中心となり、悪役とバトルをしながら物語が進んでいくのがお決まりの流れでした。

 今作では明確な悪役はいなかったように思えます。人とポケモンが織りなす群像劇といったところ。間違いなくみんなの物語でした。

 いってしまえばサトシとピカチュウでさえ話の中心ではありません。

 あくまでフウラシティに集まった悩みを抱える人々の話であり、サトシとピカチュウもその手助けをする役割です。

 人それぞれの悩みを抱えながら、ある事件をきっかけにポケモンと一緒に乗り越えていく物語。

 今作ではポケモンではなく人に焦点をあてて物語が進んでいきます。

 ポケモンは人間を後押ししてくれる役です。立ち止まってしまったときにそっと背中を押してくれる頼れる相棒、友人として。

 特にほら吹き男のカガチを叱責するウソッキーや皆に意見を伝えることが怖かったリヒトの背中をラッキーがそっと押すところが凄い印象的で。

 ラッキーはその声の印象からもはやお母さんにしか見えませんでしたね。

 更には今作のキーポケモンであるゼラオラ

 独特の効果音を出しながら瞬間移動するその戦闘スタイル。

 ピカチュウとの超高速戦闘ではスクリーンでの迫力もあり興奮しました。やはりXYあたりからポケモンバトルの描写が格段に面白くなってきていますね。

 人間に裏切られて、憎しみを持っているゼラオラが、ポケモンを助けるサトシや他の人々の行動を見て再び人間を助けてくれる。

 定番といえばそれまでですが、それでもその流れにはぐっとくるものがありました。

 

 ただ惜しいなぁと思う点も多々みられました。

 なんといっても悩んでいる人を5人にもしてしまったため一人一人の描写が薄かった。悩みのところの上澄みだけ見せられてしまった感じが拭えなかったです。

 もうちょっと掘り進んでも良かったと思うんですよねー。

 カガチやトリトに関しては満足だったのですが、他の3人にたいしてはそう思ってしまいました。

 リサの悩みなんか結構深刻だと思うんですが、あんまり描写が少なくてポケモンパワーでゴリ押しされてしまった感がありました。

 もう少し人数を減らして、内容を掘り下げても良かったのではと思う反面。子供にもわかりやすくといった形だとこのくらいの方がいいのだろうかとも。

 なんともバランスが難しいところ。

 

 そして、この映画で最も解せないところ。

 それは、、、

 ルギアもっと出せよ! ちくしょーーー!!

 ええ。

 ルギアさんがでてきたのは最後のほんのわずか。

 時間にして数分程度です。

 事前にあれだけルギアの存在をアピールしながら、前売り券の特典にもしたというのにこの扱い……。途中に存在が明かされたゼラオラさんはばりばりに登場しまくってたのに。

 1人のルギアファンとしてはとても悲しかった。できるならみんなの物語にルギアさんも加えて欲しかった……。

 

 総評としては見て良かったといえるでしょう。

 やりたいことはわかるけど、上手く調理できてない感じが気になる人には気になるかなといったところ。最近の伝説VS伝説のインフレバトルには疲れてきた感じはあるのでこの路線は結構すきなところ。この感じで人とポケモンの物語をまた見てみたいと思います。

 

 そして、来年の映画もまた見に行こうと思います。

 タイトル発表されてちょっと会場がざわついた感じがありました。

 それは

 ミュウツーの逆襲 EVOLUTION

 

 記念すべき第一作目 ミュウツーの逆襲のリメイク作品でしょうか?

 今回みたいにもしかしたらミュウツー主役の別作品かもしれませんが続報に期待ですね!

 

ではまた!